サンオブニューメキシコ <アメリカ暮らし>

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2006年 09月 30日

秋の匂いがよびおこす記憶


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先日訪れた<StateFair>お祭りみたいなものかな? これは観光案内のデスク


ここ、ABQも朝晩冷え込むようになりました。
秋の匂い。
それまでの、熱、汗の空気ががらっと変わる日。
強い陽射しながら、ひんやりした空気、その中に確かにある
秋の匂いが呼び起こす、様々な記憶、場面がある。
まるで、その時々に帰ったような、強い郷愁。

一つ二つではなく、色んな時代が甦るのは、年輪?
色んな場所を通り過ぎてきた事に、誇りと愛情をかんじる。
過ぎたどんな事も、私には宝物。



小学校まで歩いた道、川の音、稲穂の黄金色。
懐かしい家、居間にふりそそぐ、秋の暖かい西日。
秋口の美しい箱根へのドライブ。
初めての男性の裏切り(浮気だけど)を知った凍るような朝。
山下公園の青い空。遊覧船のデッキで
顔に受けた強い風、微笑みあった幸せ。
最後の運動会。皆と囲んだお弁当、おにぎりの美味しさ、ペットボトルのお茶。
Kちゃんの笑顔、クラスメートの笑顔。
さようなら、を済ませ、Kちゃんと二人、歩きなれた駐車場への道。
西陽に浮かぶ、見慣れた校庭、校舎を眺め車を出した。

パパ(Kちゃんの)と、母との晩餐。出発前日の。(アメリカ行き)
パパの膝で眠ったKちゃん。お別れをした、夜10時の空気の冷たさ。

メリーランドの美しい秋。
昨年の今頃は、今だに生々しい辛かった思い出だな。。
紅葉、ハロウィーン、ジョシュアがよく、見ていたディズニーチャンネルすら
あの、痛みを呼び起こす。

PAで休憩。
B級グルメ、絶品の天ぷらうどんIn 中井。
陽だまりで寛ぐ、人懐こい野良猫たち。

何の不安もストレスも無い日々、私にとって30代は
それにくわえ、充実、自信の年代だった、これでいいのだ!
という自負、はらが据わったというのかな、自分を生きるという自覚で
全てを楽しむ余裕を持って暮らしていた。
29でKちゃんを授かり。。そう、Kちゃんの成長とともに、
パパとの信頼関係を深めた、至福の日々。

<シングルマザー>といわれる立場での出産、子育ての日々。
私の場合寂しさ皆無、メリットしかない、と思えるものだった。
勿論、私の責任や(パパに課してしまったその責任の重さも)
立場をわきまえる事。。それなりに考えなければならない事がある、
という自覚は持っていた。

Kちゃんの幼稚園で出会えたお母さん友達に、よくうらやましがられた、
<いいなあ~だんなの世話しなくていいなんて(笑)>と。
それこそ、Kちゃんとの蜜月、夕飯時のひとときは楽しかった。
週に2-3回はパパと外でお食事。
色んな所へ行ったね、沢山の美味しいものをいっしょにみつけたね。
Kちゃんはどんな所に行っても、お行儀よかった、驚くほど。
パパも私も大好きな、キンキンに冷えた生ビール、空腹で
一日に締めくくりのディナーに乾杯、幸せをかみ締める瞬間だった。
何より、ほんとうに、おいしかった。

東京の<お受験>程ではないにしても、地方とはいえ
ちょっと、有名な私立の幼、小、中、高一環学校。
未婚の母を色眼鏡でみる人もいたし、当てこすりを言うかわいそうな人も
ほんの僅かだが、いた。
でも、それ以上に、理解や、面白く思ってくれたり
人間対人間として、深くお付き合いできる人々に会えた。
力もくれた。それぞれの生き方を尊重、理解して
距離は持ちながらも、語り合い、支えあえる存在。

古くからの友人にも、そんな存在がある。

私は、そっけないかもしれないが、一度その人の中に
信頼できるもの(というのかな?) 何かその人なりのあたたかなものをみつけたり
心が触れ合う、そんな瞬間があると
離れようが、連絡取れなかろうが、尊敬と愛着を持ち続ける。それが友情、私にとっての。
大切な人。として心にずっとある。
どの友人にも、<この時、貴女をこう思ったのよ>といえる。



つらつらと、心の趣くままに、書いてしまった。。
そう、秋の匂いだった。

そういえば、久しく
夏の夕暮れの<蜩>ひぐらしぜみの声を聞いていないなあ。
忘れかけている、子供のころの夏の夕暮れの情景や
おもいを、まざまざと甦らせる、あのしらべ。
夏の終わりを知らせるかのような。

様々な、通り過ぎてきた場面を<モノ>をキーワードにして
書き残したい、掘り起こしたいと思ってきた。
ランドセルのにおい、初めての<101匹わんちゃん>の筆箱
きむらやのアンパンの看板の八百屋
姉と弟と、駄菓子屋の30円のワタアメを分け合った小学校の校庭
みつばちハッチ(!)のズックなんてものから
私の<神田川>時代に、その男性に連れて行ってもらった
大衆食堂の豚汁定食とか初めてのナポリタンでない、トマトスパゲッティ
そのカフェの思い出ハウスの<たまごめん><王風麺>(おいしかったなあ)
エメロンシャンプー、洗面器でうめて使う、ヘアリンス。
父の愛用、柳屋のヘアクリーム。
きりがないね。(笑)

なんて、そんなもの、そんなものと在った、いつか居たその場所が輝いてみえることか!
今なんて鮮やかに現れることか。。
(アメリカくらしブログとは思えない、記事になってますね)
振り返り、懐かしむ事と、新しい発見を楽しむことは私の中では
同じ事なのです。

そんな日々の中
また新たな、展開を持ってきてくれるのね!と楽しみにしていた
3人目の、私の赤ちゃん。
可愛い顔を見せてくれる事無く、天国へ行ってしまいました。
<続く>
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by nao-mischa | 2006-09-30 00:15
2006年 09月 09日

最近の食卓 日本食?


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アルバカーキの陽射しと掛川新茶のみどり。

とろり、濃厚で
瑞々しい茶葉のかおり。


先日、母が送ってくれた<ソフトけずり>で、久ーしぶりに<おかかむすび>を
いただきました。

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雪印チーズが中でとけている。
おいしいなあ、おかか。

次も、母からの。ケースで送ってくださいました。
なんておいしいの!と思いながらいつも食べている。
しあわせをかみしめ。。(笑)



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インターネットなどで、2ドルプラス送料で
手に入るけれど、日本で出回っているものとアメリカ向けのものには
決定的!な違いがある。

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かまぼこがない!!のだ。
これはねえ、さびしいですよ。(私だけ?)



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オリエンタルマーケットで買った冷凍の塩鮭。
3.99ドル。
たまに無性に欲しくなる、しょっぱさと、魚を焼く、あの香り!

朝からテラスで炭をおこし、焼く。ああいい匂い。
じゅうじゅう脂が炭に落ちていい感じ。

少し焼きすぎた。

お店は遠いし、お値段も張る。なんとか、作れないものかと検索。
やはり、海外在住の方、同じ事を考えるようで、レシピを発見。

どてっと長いサーモンを購入。
洗って、よく水気を拭いてから、Sea saltを強めにすりこむ。

ペーパータオルにくるみ、タッパーへいれ冷蔵庫で2日は寝かせる。

期待に胸膨らませ、試食。今日は室内でこんなふうに。

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アメリカのサーモン(生)の生臭みがよくなっていた、が、個人的には
少し気になる。塩を大目に、熟成ももう少し長ければよいかな。

また、挑戦します、経済的だしね。

朝ごはん。
ねぎを入れるだけでなぜ、こんなに美味しくなるのか、いりたまご。
日本にいる時は、しらすも入れていた。合いますよ。栄養価もアップ!



次も、朝ごはんの定番。ジョシュアも大好きな一品。


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鶏スープ麺。
この日はおそうめん。手作りのてんかす、たまねぎ入りの、も。
ゆずフレークがいい香り。

骨付きのもも肉
胸肉の、骨と皮をとったものからもいい出汁がでる。

昆布もなくてはなりません。飲み干したくなる滋養溢れるスープが簡単に。

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日本製が美味しいのだけど、値段が高くて。
これは美味しいし、こんなに一杯で3.99ドル。



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おそばの時も。
これも韓国ブランド。そして、日本の乾そばと違った味わいでおいしい
おすすめ。
<SUKINA>というメーカー。常備しています。

こんな和風の朝ごはんの日、夫、Dには別メニューをつくります。
いわゆる洋食を。

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パンにスプレッドをぬり、トースターでなく、鉄のフライパンで焼くと
一味違ったクリスピーさが。見た目も美味しそうでしょう?
レタス、トマト、チーズ、ベーコン、目玉焼き(Well Done)マスタード
お好きならマヨネーズを。(私は大好き)


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SONICのSouth western style モーニングブリトー。
テイクアウトしてリラックスの朝。
卵、チーズ、ソーセージ、
Green Chilleのフライが入ってスパイシー!
サルサをつけて、朝からぺろっとたいらげました。

NMに来て、この美味しさを知った。(Chille)
Mac にもGreen Chilleバーガーがある。青唐辛子なのだけど
チーズとの相性抜群。あの、<ぴりっ!!>は個人的にほんとに好きだ。

スシロールにもがある。
今はSeasonなのか、あちこちのスーパーの店頭でガラガラ、
ローストしているのを見かける。写真を撮らせてもらおうと密かに計画中。

もっとアップしたい<食卓>あるのですが
このあたりで。写真が多くなってしまうので。

NYから、待っていた<となりのトトロ>が届いた!!
ジョシュアに見せたかったし、私も楽しみにしていた。
身動きもせず見てるあの子が向こうにみえる。

メイがおちびととろを追いかけるところで、声を上げて笑った。


Kちゃんといつも見ていた頃が甦る。
ママは、いつまでもあの頃のままですよ。ママとおちびのKちゃん、
そしてにこにこパパとの幸せな時を
忘れた事はない、忘れないよ。あなたとパパがくれた幸福。
それは、はかり知れない。
心と身体の健康ももたらしてくれたあなたとパパ。
人生の宝物。

いっしょに見ようね、Kちゃん。おねがい!
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by nao-mischa | 2006-09-09 08:21
2006年 09月 04日

宝の山! 母からの航空便


ここのところ、早朝や真夜中に目覚めてしまう事が多い。
ひどい時は2時半なんてことも。眠りに帰れなさそうな時は、潔くベッドから離れる
ことにしている。

お茶をいれて、PCのスイッチをオン。
こんな時は、たまっている、<ブログネタ>記事の編集などすればよいものを
なんだか埒の明かない事にふけっている私だ。

ゆうべは、ふと、<お鍋が欲しいな、しゃぶしゃぶしたい!>
そして<DONABE>!!  Google Searchから始まり、お鍋を見つけたのは勿論のこと
すてきなインターナショナルレシピサイトやら、ずっとさがしていた器(皿など
Asian Inspiredのディナーウエア全般)を扱うサイトも発見。

顔をあげると山の向こうに朝焼けが、いつものように。

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昼間の暑さが嘘のように、深夜から明け方は冷えるようになってきた。

日本も秋ですね!
味覚の秋!!いいなあ。
松茸焼き カボスをしぼって。カボスと言えば、ふぐ。
Kちゃんも大好きなふぐ刺し。淡白な味、独特の歯応え。
浅葱の緑色。紅葉おろしの鮮やかな朱色が真っ白な切り身の上に。

早く帰りたい、そして皆と楽しい食卓を囲みたい。
あの、とっておきのラーメン屋さんにも。

3年は長かった。もうすぐですね、お母さん。

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もはや、定期便。郵便のお姉さんが
<また、着たわよ!>とニコニコ渡してくれる、日本からの特急便。
母からの。

3日で到着。
本当に嬉しい瞬間。いつもいつも、こうして写真に残す。

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納豆作りに挑戦。無性に食べたいこの頃。



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母らしいな。

<なおちゃん>の字。
泣けました。
この文字だけで、通じ合う何かがある。

子供達を<ちゃん>付けでしか呼ばない私たちの母。

そばにいたいです。
逢えぬまま、此処で妊娠出産、その子も2歳になり。

ここは私の何?あたたかい住処、信じられる自分への愛がただよう所から
離れ、かれこれの月日が過ぎた。疲れたなあ。

もし、日本で何かあったら。。。
GCで事実上の拘束状態にあるとき、常にこれを恐れていた。


面接が終わり、、もうすぐあえるよ!!と電話した昨年暮れ
(結局、この後8ヶ月待たされる事になったのだが)
ずっと、逢いたい気持ちをおくびにも出さず、<もうすぐよ>と明るい事だけを
話してきた母が、初めて本当の気持ちを話した。
涙声で
<なおちゃんの新幹線で手を振った最後のすがたが、ずっと頭から離れなかったのよ>
<いちばんあんたがさびしがりやなのにね、こんな風に離れることになるなんて>

私も母にだけは、弱音は一切吐けない!(いまでも)で、ここまできた。
なので母の思いも痛いほどわかった。

渡米後、少し経ってから
明るい声で<アメリカへ行く事になった時、お母さんね、ちょっと
裏切られたような気がしたのよ。>と
これも明るい声で言った母。

ちょっと扱いにくい子供だった、真ん中っ子で。
思春期には反抗的だったし、心配と迷惑をかけた。
その最中に、父が急逝。

親不孝のさなかに。だったな。
その後も
たがが外れたようだった私。

朝帰りして学校へ行こうとしているわたしに何も問いただすことなく
<今日は休んで家にいたら?>と言ったおかあさんだった。

胸が痛くどんな叱責より応えたし未だに忘れない。
気持ちが家から離れていたので(その時の私は)聞こえないふりで母を残しでかけたのだった。

その後、怒涛の(!)20代。
可能性を信じるより、未熟さに翻弄される、てさぐりででも、ひたむきに
必死に生きたような。
今なら判る、そんな時期だったのだと。
過ぎたからそういえるのかな?無茶しましたね。

何時死んだっていい、そう思っていた。

この頃のこと、今ふりかえると映画のようだ。

振り返ると、まぶしいようだ、届かぬ過ぎた過去だからか
20代に限らず、日本での思い出はある輝きを持っている。


思いをはせる時のこの幸せな思い。

何処にいても何をしていても、どんな時も私は目を瞑るように
そのしあわせに浸ることができる。

無鉄砲さを見ていて(ほっといてくれた)母や近しい方々に感謝の気持ちと尊敬を覚えつつ。

そしてそのあたたかさは、忘れない。


だからこそ、私の世界になかった、振る舞いや、人への対し方。
私への侮辱は、私を大切にしてくれた人々への侮辱であると、私は激しく怒るのです。





おかあさん、いつかあなたがいった言葉覚えています。
子供を産めば、お母さんの気持ちわかるわよ。
一人じゃだめ、二人か、三人産めばもっとね。

おかあさん。
これであなたの思いに近づけるとは全く思わない私です、本当に。
でもどうしましょう、3人目の赤ちゃんが、4月にくるみたいですよ。

アカンボちゃんが来るからって、私は遠くなりませんよ!
お母さん、知っていますね、このこのために。。は、ないです!
しあわせのResponsibilityは私の手の中。

どんな風に、自分との違いがあるのか、ひとって?
いい勉強させてもらっってます。

いいお顔で暮らしていきたいので
幸せは私の責任において選ぶべきことと思っています、おかあさん!

あかんぼちゃんがきたなら、選択肢などなしです。
心配も、でもねこれは私の意思を超えていることだと思います。
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by nao-mischa | 2006-09-04 23:26 | 昭和 過去への郷愁