サンオブニューメキシコ <アメリカ暮らし>

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2006年 01月 27日

渡り鳥





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お家がだんだん遠くなる 遠くなる
今来た この道 帰りゃんせ 帰りゃんせ

長い旅路の その果てに
恋しい家路に ついたとき
帰ったふるさとの野や 山に
風はわたり 雲流れても
お家だけがみつからない
そんなことにはならないように、と、
こころひそかに 希いつつ、
今日も ゆきます 渡り鳥

  



<巴里の空はあかね雲>  岸 恵子
新潮文庫

より
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by nao-mischa | 2006-01-27 09:35 | 昭和 過去への郷愁
2006年 01月 13日

Movie など



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先日、Dが観ていたTVの映画。
ふと、目に留まり、一緒に観た。

<ジェフブリッジス>
個人的、男性の好みにはあてはまらないジェフさんだけど
大好きな俳優の一人!

あの、鼻に掛かったような大きな声。
長い髪でもマスキュリン。男っぽさに溢れている。
見せかけの<フェミニズム>や<レイデイファースト>といったような
映画からのステレオ的、アメリカ男性のイメージとは趣を異にした
男性の強さ、優しさが
リアリテイがあるとおもう。



刑務所から出所したばかりのJack(ジェフ)を待っていたのは
知りもしなかった、ティーンネイジャーの入り口にたつ頃の
彼の息子。

適当なあしらいを受けながらも、父と子の暮らしが始まる。

このあたりは<レオン>の二人を彷彿とさせる、と思ってみていた。

シアトルの雑然としたダウンタウン。

父親らしからぬ扱いを受けても、この息子は従順に
胸が痛いほど真っ直ぐ、父と向き合うことをやめようとしない。

少しずつ父と子の温かいふれあいが始まりつつあった或る日
息子が怒りをあらわに、父を残し家をで出た。
そして...



息子の父への思い。
父が息子に残してあげられるもの、― 男として。
父親にしか出来ない事。

特に思春期に差し掛かる頃、男の子がいかに
<父>を必要としているかを、また
父親にとっても、男として息子と向き合う時間空間が
どんなに大切か。
と、感じながら観た。

わたしの息子、Kちゃん。12歳。
彼も、彼の<おとうさん>もそうだ、と。
日本とアメリカ
離れて暮らして、3年目になる。




ぶっきらぼうな温かさ、ジェフさんらしさが光る。
息子役のEdward F、美しすぎる。
パパはそれなりなのに、この子はいつもこざっぱり
髪も整っている。何時、お風呂に入ってるの?
と、つっこみたくなる。

それより、イノセントさ。

海辺で語り合う二人。
印象深い場面。

何度も観たい映画の一つに加わった。



ジェフブリッジスさんといえば


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この二本とも、何度も何度も観た大切な映画。

<ファビュラスベイカーボーイズ>
ミシェルファイファーのワンレングス(!)と紅い口紅。
当時の私には、大人の世界、だった。

サントラが秀逸!

<フィッシャーキング>
あるきっかけでそれまでの生涯を自ら捨て去り
不信と自棄に身を置く主人公
ガールフレンド(?)が彼に語る言葉
日記に書き記した事を憶えている。




その昔、<シネマ厨房。。。>などという本を買った。
映画に出てくる印象的な食事にまつわるエピソードを語り
レシピもあった、オールカラーの
大好きな本だ。

日本の住まいを閉じる時捨ててしまったかな?
(ばたばたと忙しく済ませ、そのまま帰る機会になく
3年が経とうとしているので 何を捨てたかすら定かではない)

私なりの<シネマ厨房>は。。。

チャップリンの<黄金狂時代>だったかな。
空腹にさいなまれる彼が、あの、ドタ靴を大鍋で煮て
きちんとお皿に盛り、優雅な手つきでナプキンを広げ
ナイフとフォークで切り分け
美味しそうに食べるシーン。

スパゲッティの様に靴紐を巻きつけ
骨をだすように、釘をはきだす。

<幸福の黄色いハンカチ>

健さんが出所したてのその脚で向かった大衆食堂。

たしか、「ラーメンとカツ丼」
だったと思う。瓶ビールも?

おずおずと注文する様子。
この究極の組み合わせ。しあわせだけど少し恥ずかしいくみあわせ。

今の私にも良く分かる。

日本に帰ったら
「生と餃子、肉野菜炒め、ラーメン、あとチャーハンを」

と、言ってしまうだろう、おきにいりのラーメンやさんがある。


<夜叉>
これも健さんの映画。
アメリカから注文した貴重な一本です。
何度も観たなあ、24,5の頃。

猟師町に突然やってきて
<蛍>という一杯飲み屋をひらいた田中裕子扮する蛍子(けいこ)

曰くつきの過去を持つ者同士、惹かれあう
健さんと彼女。
二人、彼女の店でカウンターで差し向かい、一杯やっている所へ
健さんの妻、いしだあゆみが来る。

わかるのだよね、女って。

でもこの奥さんの賢い所は
暖簾をくぐって二人を見つけた時に
あれえ!なんてわらって
あたしも飲もうっと!と下を向く健さんの隣に明るく腰を下ろしたりするところ。

そんな二人を見るカウンターのなかの蛍子。
というより、田中裕子の表情。
凄い女優さんだなあとおもう。
笑っているのか悲しいのか、意地悪なのか、
観音様みたいにつかめないけれど
飛び切り美しくて
何か、強いものを湛えている。
静かなのに真に迫ったなにか。

そんな表情で、すこしあてこすりもいうのは
やはり蛍子が水商売の人間だから?

話しながら、菜ばしでおでんを皿に
ひとつひとつ、盛り付ける。
さいごに木べらで、黄色い和芥子をこすりのせ

カウンターの向こうのいしだあゆみの前におく。

「ほんまや」
と、彼女に婉然と笑いながら。

あの手つき、おでん、芥子、菜ばしの動き。

印象的だ。

そして、あんな一杯飲み屋にいきたいなあ!!(笑)


<アルプスの少女ハイジ>の
暖炉であぶったチーズを載せたパン。
そして、あの白パン。
ハイジの白パン、なんて売っていたベーカリーショップがあったな。

今、記憶を辿って他にも探し中です。
きょうはこのあたりで。

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先日、サンタフェへドライブした時の
往きと帰りの道。









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これはご近所。
買い物に行く道の、或る日の夕闇に光る月。


そして、

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〆はこの写真。
オリエンタルマーケット内の韓国軽食屋で
海鮮激辛ちゃんぽん。

おいしい!
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by nao-mischa | 2006-01-13 12:26 | 映画 音楽等エンタメ
2006年 01月 06日

New Year



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   2006年 初日を(強烈な)浴びて輝く おせちの筑前煮(もどきかな?)


遅くなりましたが
新年のお慶びを申し上げます。

どんな新年を過ごされたのかな?
<みのもんた 宙を飛ぶ>
など、MSNのニュースで見たけれど、レコード大賞の歌手も
紅白に出場した皆さんの名前も殆ど分からず。。

それでも、観たかったな。



Dはそんなに日本料理は好きではないし
Kちゃんも御節は好きでないのを知っていたけれど
無性に作りたくて自分なりに作りましたよ。


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ちょっとぼけていますが。お雑煮!
皮、骨付き鶏もも肉のジャンボパックを買って
大晦日、じっくりとスープをとり、母が送ってくれたかつお削り節と
インターネットでもとめた干ししいたけ、出し昆布(これが決めて)の
御だしとあわせ
みりん、醤油を。

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干ししいたけを戻す、の図。
含め煮も作りました。
厚くて風味豊か。
Dは一口挑戦、頷いてすぐ私によこした(笑)

あぶらがきらきらするくらいのスープ、美味しい。

乾燥柚子をあしらい。

大根も白菜も此処で手に入りました。
白菜、ちゃんと冬の、水分たっぷりの旬でした。おいしい!


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こちらの中華ではアパタィザーとして人気の<クラブワンタン>
アメリカの人はこれにスイートプラムソースなどつけている。

Dの好物。

残念ながら蟹肉缶、見つからず
蟹をむき身にする時間もなく

こんかい、ロブスターワンタンにしよう!と決めました。

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8ドルちょっと、ロブスターテ-ル。
蒸して、手で割いて
クリームチーズ、サワークリーム(さっぱりする)
ねぎ、檸檬汁、ウースターソース少し
少し白だしとチャイニーズチキンパウダーを。

そして油で揚げました。

やっぱり蟹肉の方がよかったかも。
奮発したロブスター、風味が感じられなかった。

でも、これはおすすめ!

そして、

左の普通のステーキ肉で、たたきを作った。
つよびで焼き付けて、(塩コショウの後に)
みりんしょうゆ、ゆずこしょうのたれに、ジュー
粗熱取れてから、スライス。

食べる時にまた、お好みでたれをかけて。
少し、ポン酢風味もきかせるのが好きです。


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これ、見た目より美味しかった!





そんなふうにあっという間にお正月気分インアルバカーキは過ぎ。

Kちゃんの学校もすぐに始まった。
日本の大雪のニュースを横目に。

夢で、もう忘れていた、子供の頃の
ささやかな宝物がありありと脳裏に甦った。

人から見れば、なんでもないであろう、ビニールで出来た
メモはさみ。はなの絵がついた。

宝物、として長い事大切に持っていたもの、ほんとにわすれていたのだけど。


あと、勉強机。
引っ越すので、捨てなければ、と思っていたら
母が、父が
いいよ、持っていきたいものは何でも持って行こう!

と、笑って言ってくれた。
嬉しかった。





最近、<夢の中の、私の懐かしい世界>むかーしから
続いている、一つの同じ世界、なぜか懐かしく
また帰ってきた、と思うその場所。

よく、そこへいくなあ。

アメリカ行きなど考えもしなかった若き頃から
そこには、アメリカのニュアンスがあった、海岸だったり
夕陽の中の映画館まえの行列など。

ミックスなんだけどね、日本、あと、私は韓国と信じて疑わない
夕暮れのアパートメント街。

あと、背中におぶわれた私の目に鮮やかな色とりどりの極彩色のストライプ。
おぶっている女性の服のもよう。

田畑の中を一本走る、細い道。夕日に照らされた。

これはかなり昔からの記憶、夢の世界。


そんな温かい自分の世界。
何かが、帰ってらっしゃい此処へ、といっている気がする、
前から思っていたけど、そこはきっと天国。

生死に関しては、
私は這ってでも生きなければ、などというきもちは、ない。

命尽きる時、そのときが
全うした時だろうと。
病気に限らず。不慮の事故でも、。


早過ぎる死も、生き過ぎもない。とおもう。

そうでなければ、救われないし
どの人も命を終えるときは、
生の歓びも、やりきれなさすら、
人々の持つ、エネルギーを燃焼尽くした時では。

そんな事をふと思うこの頃。

朝、目覚めてねぼけながら日本茶をいただき
明けてゆく空を見るとき
また一日がはじまったんだ!と

今の私には日々が、新しい命だ。
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by nao-mischa | 2006-01-06 12:01 | アメリカで 日本食を作る